クラウドファンディングで漫画本の出版を試みており,このたび,製本が完了しました。
https://camp-fire.jp/projects/view/292328
改めまして,ご協力いただきました皆様,ご支援,ありがとうございました。
ひょんな事から始まったこのプロジェクトですが,皆さんのご支援があって,何とか製本までは実現することができました。
振り返ってみると
1 そもそものクラウドファンディングのはじまりは
クラウドファンディングの法律問題やら,スタートアップ企業についてクラウドファンディングを薦めたりしていて,ふと思い立って,クラウドファンディングをしてみたのがスタートでした。
最初は,本当にできるのかな?途中で止まるのではないかな,と思って30分程度でやったことでした。
後にお知り合いであることがわかりましたが,支援者が現れて,遊びであったインターネット六法の製作を本格的にやる必要が出てきました(笑)。
2 もっと前の漫画のはじまりは
当初は,こどもにインターネットとの関わり方を教えようと思って,と個別にメッセージを作っていました。
それをまとめたものを読ませたところ,文字ばかりでつまらない,と言われ,自分で漫画化してみました。
ところが,ちゃんとした漫画にして欲しいと更なる要望を受け,インターネットのフリーランスのイラストレーターを探すサイトで,吟味して,良いイラストレータを見つけました。
その結果,こどもの意見も取り入れながら,第1話部分が完成しました。
とはいえ,この段階では,第何話まで作るのか等々何も決まっておらず,単にこどもに説明しようとする目的のみでした。
3 製作へ
出版社からの出版を模索しましたが,なかなかすんなりとは進まず,さしあたり,自身でインターネットの自費出版の会社で製本出版するということとなりました。
これで,シナリオは自分自身で,漫画,出版,そして資金の一部は自身で探した方のお力をお借りして,という形で,出版に漕ぎ着けることを目しました。
弁護士として,出版社より,出版のお話しをいただくこともありました。
しかしながら,弁護士としての実務のノウハウは,移ろいやすいものであり,曖昧なところもあり,文字にして,というところに大きな抵抗があり,これまで単著で出版することはありませんでした。
そんな中,これは読んで欲しい!と思う書籍(というには烏滸がましいものですが)を自力を中心に出版できたことは,望外の喜びです。
金銭的な満足はありませんが,ぜひ,これを小中学生,高校生,大学生,大きなお友達に読んでいただき,便利なインターネットを安全に使うことができる社会が生まれればと思います。
4 内容
(1) 第1話 『インターネットの怖さ』 (2) 第2話 『名誉毀損,侮辱』 (3) 第3話 『フリマ取引の落とし穴』 (4) 第4話 『著作権,著作者人格権』 (5) 第5話 『個人情報,肖像権』 (6) 第6話 『with インターネット』
インターネットにおける誹謗中傷が当たり前になってきており,インターネットの危険性が叫ばれています。
一方で,インターネットは社会や人間を変えうる大変有用なものです。
危険があるからといって,萎縮してはいけません。
自動車の運転と同じです。
with コロナ ならぬ with 誹謗中傷,with リスクが必要です。
インターネットに潜むリスクを弁護士の視点より,わかりやすく解説しました(つもりです。)。